ハローワークを活用してプログラマー職を探す

職安

求人サイトや雑誌で未経験OKのプログラマー職を探しても、そもそも数が少ない、いつも同じ会社が募集している等、選択肢の少なさにガッカリすることも多いかと思います。

そこで、偶然ですが、ハローワークに意外とIT系の仕事が多く登録されている事を知りましたので、お伝えしようと思います。

事の発端は、友人の失業…

先日、ネットワークの運用を仕事としていた友人から失業したと連絡がありました。他愛もないやり取りの中で、友人は「ハローワークで検索してみたら、意外とIT系の仕事が登録されてたよ」と言いました。

その話を聞いて、私は興味が出てきたので(このサイトの記事になるかもしれないと思った…)、次回友人がハローワークへ行く際、ついて行くことにしました。


かなりどうでもよいですが、最近とても忙しく、この日は有給を取り会社を休んで、友人とハロワ⇒居酒屋⇒サウナと自堕落な感じで過ごしました 笑

普段忙しいと、なかなか友人と会う機会も減ってしまうものです。まぁ、こういう機会が大事だよということで…

確かにIT系の求人が結構ある

ハローワークに着き、求人端末が並んでいる部屋へ行くと、整理券を引くようにいわれました。正しくは登録などの手続きが必要なのかもしれませんが、試しに整理券を引き、窓口のおばさんに渡すと、席へ案内され、求人検索が出来ました。

取りあえず、求人端末をタッチパネルで操作し、条件を入力して検索してみると、情報処理の技術者で絞り込んでいるのにも関わらず、結構な数の求人が出てきました。

その中で、知り合いが経営している会社が2社程あり、「あいつの会社ハローワークで人を募集しているんだなぁ」など、ちょっとした発見がありました。

求人を見てゆく中で、最終的に判った事は、「中小の派遣会社」や「10人以下の小さな会社」が多いということです(ちなみに、大きな会社の求人が全くない、という訳ではありません)。

個人的には穴場だと思う

もし、仕事を探す上で、会社の規模を問わないのであれば、未経験者にとって、ハローワークはそう悪いものではないと私は思います。

なぜなら、求人票にかかれている「必要な経験等」の欄に「不問」と書かれているものが多いからです。

給与や福利厚生の面で、どうしても小さな会社は、大きな会社に見劣りする場合が多く、経験のある人間だけを探していては、人が見つからない為、選考の基準がある程度、緩く成らざるをえないのでしょう。

ただ、裏を返すと、応募する人間も多くなるでしょうから、少しでも採用される可能性を高める為、自分で勉強するなど準備は必要になると思います。

また、いきなりプログラマー職を探すのでは無く、まずはIT業界での経験を積むために、テスターやNW運用・保守等、未経験での採用が多い仕事を探すということも、作戦の一つとなると思います。

求人を確認する際のポイント

ハローワークで仕事を探す上でのポイントとしては、どうせなら会社は小さくとも正社員で探し、派遣会社は避けるということです。

あくまで私の考えですが、中小の派遣会社を選択するならば、福利厚生や仕事の内容から、大手の派遣会社をオススメします。給料も差が出るはずです(経験済み)。

また、当たり前ですが、正社員の方が、派遣期間が終了することで、職を失ったりする可能性が低いですから、仕事にも集中出来るはずです。

ただ、ここで注意したいのが、雇用形態が「正社員」となっていても、実態は派遣会社というパターンです。具体的には特定派遣業のみで、自社開発を全くしていない会社です。

派遣会社の見分け方

ハローワークの求人から、先ほどのパターンを見分けることは、正直、業界経験が無いと難しいかもしれません。あくまで例ですが、以下が挙げられます。

  • 事業所の所在地と就業場所が違う
  • 会社の事業内容に(般)XX-XXXXX、(特)XX-XXXXX等の番号が記載されている

最初の所在地の件は、所在地より、就業場所の方が街の中心部だったり、そもそも、会社の所在地がマンションだったりすると、その可能性が高くなります。
(街の中心部にある企業に派遣されるイメージです)

次の事業内容の件ですが、この番号は国から派遣業として認可を受けた場合の番号となるため、分り易いかもしれません。

ただ、このような業態が悪いという訳ではなくて、先程、言った通り、一般派遣や特定派遣で働くなら、わざわざ小さな派遣会社を選ばずに、大手の派遣会社を選んだ方が良いという話です。
(派遣会社ついては、こちらを参考にどうぞ>「IIT系派遣会社について正しく知る」)

実はWEB上から求人を検索できる

あとで知ったことですが、ハローワークでの求人検索は、WEB上から可能な仕組みなっています。ですから、検索するだけであれば、わざわざハローワークへ出向く必要はありません。

しかし、求人に募集する際には、ハローワークからの紹介状が必要になる場合が殆どなので、WEB上で検索し、気になる求人情報があれば、「求人番号」をメモしてハローワークへ行ってみましょう。

ハローワークにある端末で、求人番号で検索すると会社情報など詳しく見れますし、窓口での相談を受けることができます。

窓口で相談すると、その求人に今、何名応募しているか確認出来るようです。友人が良さげな求人を窓口で聞いてみたら50人応募しているとか言われて笑ったそうです。

とは言っても、条件の良い求人であれば、どこで探しても、同じ様に競争率は高くなることでしょう。ですから、就職活動の幅を広げる一環として、ハローワークを覗いてみると、思いもよらない進展があるかもしれませんよ!

今回、ご紹介したハローワークインターネットサービスは、以下となります。
https://www.hellowork.go.jp/index.html

こちらも参考にご覧ください。
>>プログラマーになりたいが動けない人へ
>>IT系派遣会社について正しく知る

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